子どもの映像、大人になったらなくなってるよ

2016年4月8日

パソコンを使う仕事ならなんでも引き受けていますが、今回は知り合いからminiDVをDVDに変換する仕事を依頼されました。

10年くらい前にハイビジョンがない時代のDVカメラの映像です。

それが再生してみたらこのとおり。

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ノイズが出てしまって再生がままならないんです。

特に石垣のような湿度が高いところでは、よほど気をつけて防湿庫などでDVカメラとminiDVテープを保存しないと、テープにカビがでたりしてうまく再生できなくなります。

この古いビデオカメラ、ほとんど再生しません。

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仕方なく、自分の業務用カメラで再生し、なんとか少しは再生できる部分を見つけましたが、正直なところ自分のカメラが壊れる可能性もあり、あまりしたくない。

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それにしても、ふだんの生活の様子もうつしてあり「結婚式で見せたら面白いなぁ」という映像、おゆうぎ、運動会、卒業式などいろいろあるのだけれど、いかんせん再生できない。

困りましたね。もったいない。

こんなことだったら撮影せずに「目にやきつけたほうが良かったのでは」とさえ思う。

それからDVDでの保存も正直なところ、10年後に再生してくれるかわからない。

何が一番確実なのでしょうか。

特に映像は容量が大きいので、全部のデータは300GBくらいになりそう。

とりあえず外付けHDDにバックアップも含め同じものを2つ作っておくことくらいしかできないのでは。

その外付けHDDさえ、10年後は動くか。ブルーレイも容量は少し大きいけれどこれもトラブルが多いからおすすめできない。

依頼者はパソコンはもうやめたそうで、「とりあえずテレビで見られるようにDVDへ」ということですが、将来結婚式の時にこのDVDをパソコンで編集できるのか。
その時にはDVDデッキがなくなっている可能性が高い気がする。

逆に10年後にはクラウドストレージが安くなって300GBくらいなら安く保存できるかもしれません。今は映像のクラウドストレージ保存は現実的ではないけれど、将来はそれが一番安心かも。