船は21:30消灯。もちろんすぐには眠れないので本を読むなどして暗い中過ごす。
23時頃、眠ろうとしたが、だめだ。エンジンの音が響きすぎる。
常に震度2-3くらいの地震に見舞われている感じ。
2等席だから仕方ないのか。
枕も低く、合わない。
もうこの船、乗りたくない。今までの人生で一番最悪の船は、竹芝桟橋から、三宅島に行った時。
夏だったが、甲板で一晩過ごし、風がずっとあたってきつかった。
あの時は奴隷船のような感じで人があふれていた。
その後定員制になったようだが。
何度か漂着物にぶつかったようで、すごい振動があったが大丈夫なのだろうか。
たくさんの木々にぶつかった感じ。もちろんそのたびに起こされる。
朝は6:30に起床。すぐに大浴場に。すぐに温かい風呂に入れるのはありがたい。
ネット環境は、高速な11aより、低速な11gにしたほうが入ることがあることがわかった。
しかし、島からかなり離れているところなので、回線が遅く、イライラした。
念のため、帰りのフェリーと飛行機の連結を調べてみた。
すると案の定、やってしもた。
9時に大阪のフェリー乗り場につき、11時発の飛行機だ。
こりゃまた綱渡り、ピーチは時間に厳く30分までにチェックインしなければ。
おそらく10:30に間に合わないだろう。
諦めよう。1日早いフェリーに乗り、大阪に一泊しないと。
16日間、薩摩川内市に滞在しないと20万円のテレワーク移住体験奨励金は得られないが、それはギリギリクリアーできる。良かった。
最悪、フェリーでなく、鹿児島から那覇に飛行機という手もあるか?
→調べたら、鹿児島から那覇に飛んでいた。大阪経由する必要がなかった!
鹿児島10:00 - 那覇 11:35 ソラシドエアがあった。14,420円。
しっかり調べたつもりだったが、ボロボロの行程だった。
フェリーはいやだし、これに変更しよう。ピーチの復路7,000円は捨てることになるが仕方ない。それにしても自分はピーチとの相性が悪い。予約した分の半分は無駄にしているような。
大阪を経由しない代わりに、帰りのフェリー代、4千円が浮く。悪夢の夜を過ごさなくて済むし、移動時間が大幅に短縮できる。これは追加で1万円払う価値はありかと思う。
さて、今日一日の行程をお話しましょう。
9:18に下船。バスで鹿児島中央駅まで無料で送ってくれる。
桜島が見えてくるとテンション上がりますね。常に雲が山頂を覆っていましたが、上のほうは雪が降っていました。
鹿児島中央駅、11時着。2時間くらいかかった。
ぐるめ横丁というのがあったので昼ごはん。
ラーメンざぼん、よく聞くので入ってみた。
ごめん。九州のラーメンはみんな同じに感じる。おいしいけどね。
マイクロUSBケーブルを忘れてしまったのでビックカメラで購入。
ガッツレンタカー店に到着。15日間で35,860円(保険込み)。1日あたり2,390円。ここだけ格安だった。
タント。パワーがあるし、乗りやすい。スマホ置き場がないのが難。カーナビもついていない。
まずはじめに蒲生の大楠 日本一の巨樹を見に行く。
神聖な雰囲気。
これか… 触ることはできません。
樹齢約1,500年、根周り33.5メートル、目通り幹囲24.22メートル、高さ約30メートルと日本で一番大きな楠です。環境庁が昭和63年に実施した巨樹・巨木林調査で、正真正銘日本一に認定されています。
どんどん鹿児島の旅
九州は大木が多いね。境内には自分だけ。
ケーブルのプラケースを改造したが、いまいちで落っこちてしまう。この旅行のために千円くらいのものを買うのは悔しい。あとは、ダイソーだのみかな。
次の目的地までは田園風景。懐かしい。軽トラハウスで日本一周した時の記憶がよみがえる。
いい道だ。
ついに薩摩川内市入り。
長野滝、調べていなかった。寄ってみよう。
シロハラかな。石垣にもいる鳥。
雪がぱらついてきました。
なるほど。
いい雰囲気じゃないですか。シンプルでかなり好みの滝。雪がうつっています。パワースポット認定。
また不思議なものが撮れてしまった。浮き上がってる?
自分が滝で写真を撮るとなにかうつることが多い。
なにかあるね。ここ。
もちろん自分一人。人の気配はまったくないところだった。
カメラはオリンパス TG-5。
内之尾の棚田というところ。薩摩川内市は、このような棚田があちこちにあるようだ。ここだけで十分。
そこからさらに山道をすすみ、標高を上げていくと、雪が積もり始めていた。
車だからぜんぜん寒くないんだけどね。
当初はバイクを借りようとしていたので、バイクだったら地獄だったな。
来ました。国立天文台VERA入来観測局。名蔵にあるものと同じ。
VERAの観測アレイは、水沢、入来、小笠原、石垣島の各4局からなります。
VERA
この4つの観測局を組み合わせて観測すると、直径2,300kmの望遠鏡と同じ性能を発揮することができます。
外気温。-1度。久しぶりに氷点下を体験。明日も寒くなるらしいね。
いなか道を走っていると突然現れるドラッグストアのコスモス。なつかしい。思わず入ってしまう。
焼酎、トマトジュース、みかん、紙コップを買う。
薩摩川内市役所に寄る。今回企画していただいた、商工観光部 商工政策課 にご挨拶。
宿は市役所のすぐ裏だった。ビジネスステイ。3,850円。
トイレ、洗面所は共用だが、今夜は落ち着いて寝られそうだ。送っておいた宅急便も届いていた。
夕食は初日なので豪華に。黒豚とんかつ 壱番館。明日からはコンビニばかりかも。
カキフライ&黒豚トンカツ 1,280円。自分は基本外でカキフライは食べないのだが、なかなかおいしかった。
キャベツ、ライスはおかわりできる。
鹿児島といえば、「黒豚」のようなので、今後も食べるかも。
途中通ったガソリンスタンドが119円だった。安い!!
明日は、甑島(こしきしま)に渡る予定だが、今日は船が欠航だったらしい。電話したら明日も欠航の可能性が高いとか。困った。
天気が悪い時に行くのもつまらないが、キャンセル代がかかるのだろうか。それはキャンセルになったら考えよう。
それにしても予期せぬことばかり起こる。なかなか自分の思うペースで事が運ばない。
昨夜読んだ本の一節がいいこと書いてあった。
では、こんなケースを考えてみてください。
会社の帰り道にサプリメントを買うためにドラッグストアに寄ったとします。
しかし、たまたまレジの前に行列ができていました。
あなたは行列に並びしばらく待っていましたが、なかなか前に進まないので面倒になり、サプリメントを棚に戻し、「ついてないなあ」と思いながら、わざわざかなりの遠回りをして別のドラッグストアに行きました。
すると、その店では先ほどの店よりも同じサプリメントが2割も安く売っていました。
あなたは「ラッキー」と思いながら足どり軽く帰宅しました──。この例では、1軒目の店の行列をあなたは「ついてない」と思いました。
しかし、2軒目の店で目当ての品が安く売っていたことで、1軒目の「ついてない」が「ラッキー」に変わりました。
ということは、「未来によって過去が変わった」ということ。
過去が未来をつくるのではなく、「未来が過去をつくる」のです。
気をつけて見てみると、未来によって過去が変わるという右のような例を、私たちは日常的に体験しています。未来が最高なら、過去も現在も最高
「頭のゴミ」を捨てれば、脳は一瞬で目覚める!
今回、Go To で予定の予算が大幅に上回ることになるが、ひょっとしたら、未来を変えることによって、観光地ががら空きなど、結果オーライになるかもしれない。だから未来を最高にすることにフォーカスをあてれば、かんばしくない今の状況も最高になる可能性がある。
自分は「人間万事塞翁が馬」という言葉が座右の銘だが、悪いことが起きてもそれが吉にでるかもしれないと頭を切り替える癖をつけてきたのと似ている。
ガースーにイライラするよりも頭を切り替えねばね。未来をよくしよう。
もしかしたら、レンタカーで寝泊まりして、宿代を浮かせるかも(地域経済に貢献しないか…)。
さすがに氷点下を耐えられるかはわからないが。ニトリがあるみたいなので毛布を買ってくるか。
近くには道の駅が2つあるが下見もしてみよう。
明日は明日の風が吹く、ですな。